不動産査定の仲介価格と買取価格 その1
2018/04/09
不動産売却査定と言っても、不動産業者の仲介による売却なのか、
不動産業者に買取を依頼したいのかによって査定価格は異なります。
仲介による売却の場合は、不動産業者の仲立ちで売主から買主へ
所有権が移転することになり、仲介を依頼した報酬として不動産
業者へ仲介手数料を支払います。
買取を依頼する場合は、売主から不動産業者へ所有権が渡るため、
通常は仲介手数料の支払いはありません。
仲介手数料の有無から 仲介価格 < 買取価格 のように思われる
かもしれませんが実際は 買取価格 < 仲介価格 となります。
買取の場合は下記のように不動産業者を経由して、買主に所有権が
移転するため、経費(不動産取得税、登記費用、収入印紙、金利等)
が余分にかかってしまい、更に不動産業者の利益や不動産保有期間の
リスクが考慮されて買取価格(函館市及びその近郊では仲介価格の
およそ6~7割が相場)に反映されます。
【所有権移転の流れ】
仲介 売主 → 買主
買取 売主 → 不動産業者 → 買主
では、仲介価格と買取価格をどのように使い分けたら良いかについて
次回のブログで書きたいと思います。